溺れる愛☆零れ堕ちる恋心
正直に話をしたよ?
「男がいるって俺に言わなかった理由は?」
「だって…言ったほうが良かったですか?」
「ああ、言って欲しかったね」
「紅夜さんにとって私は遊びだと思ってたから
遊びの相手から、他の男と会うって聞かされても困るだけだと…」
「確かに
『遊び』の女だったら、面倒くせえって思う」
「ほらあ…」
「でも俺は、あいにく遊びは止めたから」
「知りませんよ! 聞いてませんでした」
「んじゃ、今、言っただろ」
「じゃあ、これからは言います」
紅夜さんの片眉がぐいっと上に持ちあがった
「『次』はねえよ!
そういう話は全て断れ
愛実が他の男のいる集まりに行く必要はねえ」
はっと紅夜さんは顔をあげると、また横を向いて咳をした
「俺が強く言える立場じゃねえけど
…嫌なものは嫌なんだよ」
小さな声で紅夜さんが言葉にしてくれた
ちょっと…嬉しいかも
こんな風に紅夜さんに言ってもらえるなんて、ないと思ってたから
「男がいるって俺に言わなかった理由は?」
「だって…言ったほうが良かったですか?」
「ああ、言って欲しかったね」
「紅夜さんにとって私は遊びだと思ってたから
遊びの相手から、他の男と会うって聞かされても困るだけだと…」
「確かに
『遊び』の女だったら、面倒くせえって思う」
「ほらあ…」
「でも俺は、あいにく遊びは止めたから」
「知りませんよ! 聞いてませんでした」
「んじゃ、今、言っただろ」
「じゃあ、これからは言います」
紅夜さんの片眉がぐいっと上に持ちあがった
「『次』はねえよ!
そういう話は全て断れ
愛実が他の男のいる集まりに行く必要はねえ」
はっと紅夜さんは顔をあげると、また横を向いて咳をした
「俺が強く言える立場じゃねえけど
…嫌なものは嫌なんだよ」
小さな声で紅夜さんが言葉にしてくれた
ちょっと…嬉しいかも
こんな風に紅夜さんに言ってもらえるなんて、ないと思ってたから