あの日の奇跡
「華恋~ッ遅刻するわよぉ~」
「ふぁ~ッちょっと待ってぇ」
「ふぁ~じゃないわよ!全く~…って、ちょっと、華恋そのスカート丈は何?!」

「短すぎかなぁ?まぁ、平気だって!やばい、遅刻するからもう行くねっ」

「華恋まちなさい!」

お母さんの言葉を遮って、
私は家を飛び出した。

ただ今の時刻
8時45分。
学校まで走っても、20分かかる入学式は9時から。

「5分足りないぃぃ~」

私は学校にむけて思いっきりダッシュした
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