あの日の奇跡
悲しみ

朝。

「華恋、起きなさー…ってあら、今日はずいぶん早いのね」

「当たり前じゃん!超楽しみだもん♪」

「本当に楽しみなようね、フフ…」

「何よぅ!」

「…ボタン掛け違えてる」

「ギャッ!気付いてよかったぁ~。」


いつもの騒がしい朝。

まだ低い位置にある太陽が照らす街に、私は飛び出した

「行ってきまぁ~す♪」

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