僕が君に


待合室に戻ると、さっきまでの事件の内容とは似つかないバラエティー番組が入っていた


気が気でない心臓が少しだけ楽になるのがわかる


会計を済ませ、薬をもらい病院を出た





〜♪

1本の電話が入った


園長からの電話に嫌な予感がはしる


「はい、進藤です」

「進藤先生、真紘くんの調子は?」

「大丈夫です。今から戻ります」


その時はまだ何も言われなかったが、園長の声は微かに上擦っていた



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