誰も知らない花であるように
眠れない夜を泳ぐ
完全な月

魚のようになれたなら
すぐにでも行くのに

ただアナタのいない道だけがある

せめて夢でも
みていられたら

季節も過ごしていけるのに

いまは動けないよ

だって叶わない

もう声も聞こえないのに

約束もないのに

だってこの声は届かない
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