誰も知らない花であるように
限りある傷
あと少しだけ
泣いていても良いよ

夜はまだ長いから
ずっと側にはいてあげられないけど

あと少しだけ
此処にいるよ

気付かなかったんだね

誰かを傷つけたり
大切なものを奪っていたなんて

もういいよ
越えてゆけば

また新しい空気に変わる

その傷もきっと終わるよ

だから
もういいんだよ

泣き続けることを
責めなくても

そして眠りなよ

朝が帰る前に

僕がいなくなる前に

忘れるんじゃなくて
夢も抱いていく為に
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