塾内恋愛
そんな姿に少し苦笑いし、

「へえ、あたしには縁のない話だ。」

と軽く話をそらした。

「沙耶ったら、つまんないの~」

そんな言葉を片耳に聞きながら

あたしはゆっくりと家を出た。

「ね、今日何気に由美、準備早くて

時間余っちゃったし、

どっかでお茶してかない?」

あたしがそう提案すると

由美は嬉しそうに飛びはね、

「うん!なんか沙耶から

お誘いなんて新鮮~」

と笑って答えた。
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