大切なもの


「入って。」
「ぅん。」

思ってたより綺麗で、男の部屋って感じがする。
部屋にはアクセサリーでいっぱい。
色は・・・白と黒・・・しかないかも。
なんか居心地がよさそう・・・


入った途端・・・
「んっ」

キス・・・恥ずかしいけど翔との初めてのキスだった。
こんなに熱いものだと思ってなかった。

すると・・・
手があたしの服のボタンにかかる。


「ゃッ」


翔を突き飛ばしてしまった・・・

「ごめん、あの!まだ・・・ぇっと・・・」
「分かってる。ごめんなぁ」
「いや、あたしが・・・」
「違う」
「もうちょっとだけ待って・・」
「いつまでも待つよ」




あたしは後悔した。
翔が好きなのに・・・
大好きなのに、どうして・・・
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