天使的に☆悪魔的な
公園までの道のりはいつもより長く感じた。




さっきの青依の声。




“諒~弥~……”




多分今頃泣いてる。





だったら今青依を励ませるのは俺しかいない。




俺は走っている足をさらに加速させた。




……………………………
『青依!!!!青依!!!!』




公園までは着いたが、青依の姿が見当たらなかった。




空にはまだ雷が鳴っている。




もしかして怖くて逃げ出した?




そんな時、









『………助け…て~…。』





誰かの声が聞こえた。



慌てて後ろを振り向くと、




しゃがみこんでいる青依がいた。




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