天使的に☆悪魔的な
……………………………
『ふぅ~♪お前も中々やるな★』




『陸、頼むからその言い方だけはやめろ。』





『『『…………。』』』




『あれ?何でみんな、黙ってんの?』





『………その事は、青依も覚えてんの?』




『いや。あの後聞いたら、『何の事?』って言われた。




多分、泣きじゃくったせいで覚えてなかったんだと思う。





『………それ、嘘だよ?』





『……はい?』





『多分、青依も覚えてたんだよ。だけど今までの関係を壊したくなかった。だから黙ってたんだよ。』





『…………。』






『それにも気がつかないなんて……あんた、本当に青依の幼なじみ?』





と、輝本からきつい言葉。





………そうだったんだ。




『……だったら俺、本当に最悪な事をしてる。』




『その最悪な事ってもしかしてあの時もそれで落ち込んでた訳?』




『先輩。あの時って一体?』





『こいつ、1月から3月まですっごく落ち込んでたんだよ。』




『そこまでひどいんだ………。』
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