天使的に☆悪魔的な
level 2

楽園☆里衣

『『『海だあ♪』』』



綺麗な砂浜

蒼い海

豪華な別荘




一応、智樹に感謝!!!!


『ったく……何で女はと言う生き物は海が好きなのかね……。』


『女を生き物扱いすんじゃねえ!!!!』




ゲシッ!!!



見事、青依の足は諒太の顔にはまった。



『『『お見事!!』』』



『じゃねえだろ!!!!』


『いやいや相変わらず青依のキックは鮮やかだな……と思って。』

『しかしどうやってその武術を身に付けたの?』



確かに。



今まで“青依=喧嘩強い”イメージがこびり付いてたから。



『あ~……お祖父様に教わったの。』


『お祖父様?』

『うん。茜宮 賢吾朗(アカネミヤ ケンゴロウ)って言うんだけど。』


茜宮 賢吾朗?



『………何か聞いた事があるんだけど。』


『俺も。』

『あたしも。』


『え……?お祖父様、そんなに有名な人じゃないけど。』

『ふーん……。』



きっと気のせいかな?


この話がまさか現実を思い知らされる事になるのは、




もう少し先。



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