天使的に☆悪魔的な

料理☆智樹

『じゃああたし達は買い物に行ってくるから!!』


『火事だけはおこさないでね!!』

『不味い物を作ったらあたしが三人分、蹴るから!!』



アハハハハっと笑顔でshoppingに行く女子。


それを笑顔で見送る俺達。



……もしも、最後の言葉が本当に実行されるなら、



『………出来ればそのまま夕食を食べてきて欲しい。』


『『『確かに』』』



だけどそこは俺のPRIDE?が許さん!!



『絶対に女子を見返すんだ!!』


『『『オオー!!』』』


こうして男達による『初めてのりょーり★』が始まった。



『……だけどどうすんだ?言っとくけど、親は料理人だけど才能は受け継いでないぞ。』


親は一体子供に料理の教育はやらなかったのか。



『俺、一回オーブン使ったら壊したぞ!!』
『俺はフライパンを壊したぞ!!』


と、得意気に言う陸と諒弥。



………二人には『オーブン殺しの陸』と『フライパン殺しの諒弥』と言う座右の銘を与えられるな。



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