天使的に☆悪魔的な
彼女……竜神 亜花里は、中1の冬から付き合ってる。


だが、愛した事はない。


だけど彼女は過剰に俺を愛してる。


そろそろ、愛想が尽きてしまった。


だから今日、別れ話を切り上げようと思う。

料理中、こんなメールが来た。

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From:竜神 亜花里
now title


>今日の花火大会、境内で待ってる。


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何で亜花里が花火大会の事を知ってんだ?



だけど、これはちょうど良かった。




これでやっと切り出せる。



だけど……、



一番心配なのは里衣だ。



亜花里は目的のためなら手段を選ばない女だ。



もしかしたら里衣が……









『先輩?』


『な、何?』


気がつけば、里衣が顔を覗き込んでた。


また、いらない心配をかけてしまった。



『何でもないよ。』



『だったら早く食べて行こう!!


『てか花火大会さ、二人組で行かね?』


『えっ?でもそしたら一人……。』



『俺は友達と約束してるから。』


『なら、ちょうどいいね♪』



そうして花火大会の話しはちゃくちゃくと進んでいった。


もちろんペアは、


陸と新田、


諒弥と朱音、


諒太と里衣、


諒太と里衣のペアは気に入らなかったが、まあいいか。


そうして夕ごはんを食べた俺達はそれぞれ花火大会へと出発した。


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