天使的に☆悪魔的な
青依ははっとしたように、


『もしかして……杏を虐めてた先輩って…!?』


『そう。あたしよ。』

と、はっきり竜神は宣言した。


途端、青依の顔付きが変わり、



『何で杏を虐めたの?』

と、質問した。


すると竜神は、


『だって彼女が智樹に近づいてたからでしょ?』


と、訳の分からない理由を言い出した。


近づいてたから?


超意味分かんないんだけど。


しかし竜神はそれに構わず、


『しかし、最悪なグループが集まった物ね。

横取り女、暴力女に……












人殺し………とはね。』



ドクッ!!



ヒト……ゴロシ……?



『ちょっと!!てめえ、ふざけてんじゃねえぞ!!』



と、青依が竜神の胸倉を掴んだ。


『あなたは知らないの?


三年前に起こった“男性四人組変死体事件”。

あれの1人にあいつの恋人、草壁 雄汰がいたのよ。』



ウ………ソ……?


『何で雄汰の事を…?』



『それは秘密。


知りたかったら……』


と、あたしの耳に


『今日の夜中の2時、別荘前に1人で来なさい。』



と、囁いてきた。



今日の夜中の2時と言う表現に疑問を抱いたが、とりあえず頭の中にインプットした。


『ヒントは、宮神 亜里沙。


それじゃぁ。』



と、優雅にも竜神はいなくなった。


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