天使的に☆悪魔的な

変化☆里衣

『ゴメン。』


あの騒動から、諒太はそれしか言わなくなった。


いや、別に謝らなくてもいいのに。


『何で謝るの?』


『だって、普通は男が助ける物だろ?


しかも何気に諒弥も、青依を助けてたし……。』


確かにね?


あの時の諒弥君は、いつもより三倍増しで輝いてた。


でもさ?


一応捕まったのはあたしのせいだし、


まあ、杏が陸の所に戻れた訳でしょ?


結果オーライでいいでしょ?


『ああ……情けない。』


『大丈夫だよ。その気持ちだけで、嬉しいから。』


『ホント?』


人間、弱っていると信じれない言葉も信じてしまう。


あたしの頭にinputしなきゃ♪


『うん♪』


『じゃあさ……









俺と付き合える?』



……………は?


それとこれとは別なんだけど。


てかさ……


『いつからあたしの事、好きだったの?』



『…………』


お?リンゴ化現象☆


てか照れてる系な?


『………業式……』


『え?』


『中3の……始業式。』


『………ええ!?』


そんなに浅かったの?


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