天使的に☆悪魔的な
……嫌……なんだけど。


でも、そんな簡単に男の力に勝てるわけでもなく、


あたしはされるがままにされた。



キスはだんだん深くなり、



ついにはディープまで。


………誰か、



誰か助けてよ!!!!



その時、









ボコッ!!!!!



急に智樹の体がぶっ飛んだ。



『!!!!????』


『俺の里衣に何すんだよ!!』



そこには、


いつもより怒った諒太がいた。


当たり前だよね。


彼女が、他の男とキスってるんだから。


その、強い瞳に負けじと、


智樹も立ち上がった。


『まさか、お前が里衣の彼女とはわ。』


『俺は里衣の哀しい顔なんて見たくないんだよ。』



『だったらここで決着をつけようぜ。』


『ああ、上等だ。』



そう言って、


ガンッ!!!!


また、一発諒太が殴った。


すると負けじと智樹も殴る。


そしてお互い、殴るばっかり。


最初の方は、別にどーでも良かった。

だけどどんどん見られなくなっていく。



そしてお互いが殴ろうとするとき、









『……ヤメテよ二人供!!!!!』



自然に叫んでいた。



< 189 / 243 >

この作品をシェア

pagetop