天使的に☆悪魔的な
『あたしだって一応人間だ!!


いっとくけど、あたしは女だからね!!

だから、友達が泣くのを見す見す見逃す事なんか出来ないのよ!!』


………青依の言い分はよく分かる。


自分の近くで、友達が泣いてたら助けとうなる。


それが人間の習性や。


『あたしは、ある意味あんた達の事をスゴいと思う。


何回断られようが、一途にアタックしていく。


彼女がいようがアタックしていく。


そんなあんた達の情熱はスゴいと思った。


だけど、


好きな女を目の前で泣かせるなんて最低な男なんだよ!!


一回ぐらい恥を知りなさい!!!!!!』



その時、青依の瞳から涙が出た。



綺麗な形を描いた涙はそのまま、床に浸透していった。


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