天使的に☆悪魔的な
だって、何だかんだ言って優しいし、


一応カッコいいし、


守ってくれる。


あたしは好きだよ?


そんな陸が。


不意に陸を見た。


あたしとは程遠く形が整った顔。


ちょっと、釣り合わないのかな?と不安になるけど、


あたしは好きだよ。


すると陸がこっちを向いて不思議そうな顔をした。


………どうやらあたし、見つめすぎたみたい。


だから不器用だけど、ニコって笑った。


あれ?急に陸の顔が赤くなったよ?



あたしの顔に何か、ついてたのかな?


『………二人、いるよ。』


そんな時に聞こえたのは、


哀しげな、里衣の声。


『………だったらまだ決めれてないんだよ。』


『じゃあどうすればいいの?』


すがるような瞳で青依に訴える里衣。


『………時間をかけてもいい。


どっちか、選びなさい。』



『………無理、だよ。』


『それで一番傷つくのは誰なのよ!!!!』


バン!!!


青依が机を叩いて立ち上がった。


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