天使的に☆悪魔的な
『杏がさっき言ったように、

あんた、本当に幸せよ!!

あんなバカ達でも、


一途に愛してたんだよ。

でもね、


その中途半端な優しさが、

人を傷つけるのよ!!


……もう、あいつらを傷つけたくなかったら、

残酷かもしれないけど、









どっちか、選びなさい。

それが、


あんたにとっても、

あいつら達にとっても、


一番いいんだよ。』



誰かを選ぶと言うことは、


誰かを捨てる訳で、


必ず、誰かが傷ついてしまうんだ。


だけどそれでもあたし達は、愛を選ぶ。



それは、人間の心の問題なんだ。


『………人を傷つけずに、恋をするなんて無理なんだよ。』



普段、流さない涙を流しながら、


青依は、静かに呟いた。


しんとした空気の中で、


『青依、連れてきたぞ。』



再会は、突然訪れる。


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