天使的に☆悪魔的な

本気☆里衣

青依達が出ていってしまった部屋。


それは、北極?(てか南極?)の温度を越えるくらいの寒さだった。


『……………。』


(何か言わないの!?

てかあたし、沈黙に耐えられないタイプなんだけど。)


今更ながら、随分我が儘な気がする。


だけどこれがあたしの本性だから。


それは世界征服者でも変えられない。


だからあたしはあいつらがどうなってもいい。


あたしは関係ないし。

でもこのままみんなに知られたらあたしの本性がバレるじゃない!!

それが一番困る!!


多分、青依も分かってると思うし。


だけど青依の言う通り、決着をつけなきゃならないのかもしんない。


少しだけ、


ほんの少しだけ、


心が泣き叫んでるの。

だからあたし、


『………ゴメン。』


腹を決めて、謝りました。


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