天使的に☆悪魔的な
そんなある日、


『コンコン。』


『……ぅん…?』


誰?てか何時だよ!?


あぁ~無視無視!!


『ピンポン♪』

何だよ!?ピンポンまで押してきてさ!!


まだあたしは寝たいんだよ!!


『ドンドン!!』


『ぅあ~!!』


もう!!文句を言ってやるんだから!!


『誰じゃボケ!!』


『ふ~ん……。相変わらず寝起きは悪いみたいだな。』


『諒弥!?』


そこには、きちんと制服を着た諒弥がいた。


だて眼鏡の奥に潜む瞳は、哀しみと動揺の色を彩っていた。



『里衣、いる?』


『何言ってんの?当たり前……。』



当たり前?


だけど何であんなに諒弥が扉を叩いたのに起きないの?



まさか……!?



『里衣っ!?』


嘘だよな?ただ寝てるだけだよな?



バン!!









『………里衣?』


里衣の部屋には、


一枚の紙切れしかなかった。









『現実逃避をするわけじゃないけど、


こんなあたしでも耐えられない。


里衣。』



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