天使的に☆悪魔的な
草壁 雄汰(クサカベ ユウタ)。
里衣の近所に住む
同い年のサッカー少年。
気さくな性格で正義感が強い。
純真無垢な少年だった。
「………バカだよね、雄汰。
アタシに関わったら
ろくな事ないって分かってたのに。」
さっきとは違う
悲しみ溢れる声で呟く里衣。
「……でも、
そん時から
里衣は草壁を、
草壁は里衣を
愛してたんでしょ??」
【愛す】って言葉を
この歳で簡単に使うのも
どうかと思うけど、
今の里衣には
【愛したのは、雄汰だけ】だから
すごく似合ってる。
「………その後、
無事に結ばれた訳??」
「……六年になったくらい。
アタシが夜遊びしてて
帰りが遅くなった時に
雄汰がうちの前で待ち伏せしてた。
アタシがね、
【どうして雄汰は、
アタシから離れないの??】
って聞いたらね。
【俺はお前の笑顔が好きだ。
お前の全部が好きだ。
………だから
傍にいてくれ。】
唐突に告白されたの。
最初は拒んでた。
でもなかなか雄汰が
帰ってくれないし
アタシも好きだったから
OKしたの。」
それからの里衣は
今までが夢みたいに
大人しくなった。
模範的な生徒。
元が明るい性格の二人。
幼いながら、
交際は順調に進んでいった。
ただ、
あの日までは。
里衣の近所に住む
同い年のサッカー少年。
気さくな性格で正義感が強い。
純真無垢な少年だった。
「………バカだよね、雄汰。
アタシに関わったら
ろくな事ないって分かってたのに。」
さっきとは違う
悲しみ溢れる声で呟く里衣。
「……でも、
そん時から
里衣は草壁を、
草壁は里衣を
愛してたんでしょ??」
【愛す】って言葉を
この歳で簡単に使うのも
どうかと思うけど、
今の里衣には
【愛したのは、雄汰だけ】だから
すごく似合ってる。
「………その後、
無事に結ばれた訳??」
「……六年になったくらい。
アタシが夜遊びしてて
帰りが遅くなった時に
雄汰がうちの前で待ち伏せしてた。
アタシがね、
【どうして雄汰は、
アタシから離れないの??】
って聞いたらね。
【俺はお前の笑顔が好きだ。
お前の全部が好きだ。
………だから
傍にいてくれ。】
唐突に告白されたの。
最初は拒んでた。
でもなかなか雄汰が
帰ってくれないし
アタシも好きだったから
OKしたの。」
それからの里衣は
今までが夢みたいに
大人しくなった。
模範的な生徒。
元が明るい性格の二人。
幼いながら、
交際は順調に進んでいった。
ただ、
あの日までは。