天使的に☆悪魔的な
『あたしの初キスの相手なんか決まってんじゃん。』




『………雄汰って奴?』



コクンと素直に頷いた。




当たり前でしょ。




少しとは言え、普通のカップルみたいに過ごしてきたつもりなんだから。



『で、ここに入学してからは?』



『は!?』




『一回くらいはあるでしょ?キ・ス!!!』




ボッ!!!!!




『おっ!?心当たりがあると!?』




とニヤケ度MAXの顔を近づけてくる青依。



『うっ、うるさい!!!!』



ボスッ!!!!とそこら辺にあったクッションをぶつけ、あたしは部屋に逃げ帰った。




『…………青春だね~。』




と口笛を吹いた青依には気づかなかった。




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