天使的に☆悪魔的な
『ほら、行って!!!!』




『ちょ、杏?』




『きっと縦畠君だってまだ言いたい事があるんだよ。ちょっとくらい聞いてもよくない?』




あたしは青依の背中を押して、縦畠君の前に連れてきた。




不自然に視線を落とす青依。




そこで縦畠君がゆっくりと口を開いた。




『青依、俺な………実は……。』










『いい加減にして!!!もう言い訳なんて聞きたくない!!!』




そう言って、青依の足が縦畠君の顔に直撃しそうになった。




ギュッ!!!!




思わず目を瞑る。




だけど全然、何も音がしなくって慌てて目を開けた。





そこには驚きの光景が。




何と!!!!









あの青依の蹴りを縦畠君がかわしていた!!!!




嘘でしょ!?




今まで青依の蹴りを一発でかわした人なんて見たことないよ!!!!




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