天使的に☆悪魔的な

応援☆諒弥

時間って意外に早く流れる物なんだな……。




気がつけばもう昼休み。




今から陸と新田に、俺と青依の過去を話さなければならない。





正直、あいつらに話そうかどうか迷った。





だけど新田は青依の親友だし、多分陸もこれから聞く必要が出てくるから。





だから俺は話す。




俺は早めに弁当を食べ、校舎をブラブラした。




そして廊下である女に会った。





他の女よりは大分美人な女の子。





だけど俺を見た瞬間、








『…………雄汰?』









驚きの目をしつつ、こう呟いた。









『…………何で、あんたが雄汰の事を知ってんの?』





雄汰は俺の従兄弟。




それと雄汰と俺は双子の様にそっくりだ。




だから俺を見て“雄汰”と言ったから、




多分こいつは雄汰を知っているはず。




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