天使的に☆悪魔的な
『ところでどうして里衣がいるの?』





今更ながら、新田が聞いてきた。





『いや、ちょっと誤解があってね。』





『てかさっさと屋上に行こうぜ!!!』




と急かされる。





『おい、待てよ!!!!』



『何だよ、諒弥。』





『こいつはどうすんの?てかこいつは青依の何な訳?』





『あたしは輝本 里衣。青依の部屋友よ。』




『だったら、里衣にも聞く権利はあるよね?』




『今から杏と大野くんは何を聞くの?』





『朱音の過去について。』




『青依の?だったらあたしも聞く!!!』





『何でだ?』




『あたしだって辛い過去を青依に話した。だから今度はあたしが青依の過去を聞く番だから!!』





輝本の目には強く真剣な瞳だった。





『………いいよ。だから早く行こうぜ!!!』




俺と輝本、新田と陸は屋上へと急いだ。



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