天使的に☆悪魔的な
……………………………
屋上には色々な機会があった。




『へえ……屋上ってこんな風になってんだ…。』




新田が感心そうに言った。




『ねぇ、あそこに誰かいない?』





輝本の言葉でみんなが一斉に振り向いた。




見ればそこには寝転んでいる人影が。




恐る恐る近づいてみる俺。




相手も俺に気がついたのか俺の方を見た。




『智樹兄……!?』

『諒弥……!?』





そこには長らくあっていなかった従兄弟の智樹兄がいた。




従兄弟っつうても雄汰は母方で、智樹兄は父方なんだけど。




『お前、いつの間に日本へ帰って来たん?』



『つい、一週間前だよ。』




『へえ……しかし相変わらず身長が伸び続けてんな~!!!!』





と、頭をグシャグシャとされた。





『当たり前。俺の夢は2㍍以上のバスケ選手だから!!!!』




『って事はお前もバスケ部に入るのか!?




よっしゃあ!!!!仲間が増えた!!!』




と、陸が空に向かってガッツポーズ。





何かこの学校での生活が楽しみになってきた。




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