天使的に☆悪魔的な
『あんた、誰?』




『は?』




彼女の口調はさっきの歌から到底離れた物だった。




『き、今日引っ越してきた縦畠 諒弥。』




『あ!!!!って事はうちのお隣さん?』




途端に彼女に笑顔が灯った。





ドキッ……。




不意打ちな笑顔にちょっとドキッとしてしまった。




『あたしは朱音 青依。よろしくね♪』




『あかね……あい?』



何だかあ行ばっかりだな。




『そうよ。朱色の“朱”に音色の“音”で朱音。下は色の“青”ににんべんに衣服の衣の“依”であい。』




青に依?




『それって普通、“あおい”って読まない?』





すると青依はこう言った。




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