天使的に☆悪魔的な
『あたしも思ったから聞いたの。

そしたらね?

“名前を市役所に提出する時に、とても緊張して間違って あい になったんだ”って。』




『くくっ!!!ウケるなお前の両親。』




『そうでしょ?』





そう言って二人で大笑いをした。




その後は色んな話をした。




それからは昔っからの幼なじみみたいに青依とは接してきた。





その中で、俺はある感情が芽生えた。




“青依が好き”




ああ、これが恋か………って思った。




いつも傍にいた青依が、




こんなにもいとおしく感じられた。





確かに青依は口が悪いし、喧嘩だって強い。




だから喧嘩する事はしょっちゅうだ。





だけどすぐに仲直りをしたから、





だから大丈夫だと思った。




だけど、1月のある日、









その日から俺と青依は一切喋らなかった。




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