同居人はヤンキー君!?


「湘君。あたし、今から陸を保育園へ送って来るから‥ちょっと留守番しててくれる?」

「…わかった。」



湘君は、テレビから目線を外さずに言った。






「湘お兄ちゃん。約束忘れないでよ〜!?」



約束…?

陸ってばなに約束したの?




「了解。」


またテレビから目線をそらさずに言う湘君。




私はその『約束』とやらが少し気になったが、

時計を見ると…もう家を出なくてはいけない時間を5分くらい過ぎていた。





「ヤバイ!遅れちゃう!じゃ、湘君ちょっと行って来るね〜」


私は陸の手を引っ張り、急いで玄関へ向かった。


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