Love Puzzle
そんな美華に私は先日、こんなことを言われた。


“夏美・・・アンタせっかく可愛いのに・・・男作らないなんてもったいないわよ!”


って。・・・・いやいや、美華さん。

そういうあなたの方が可愛いですよ??

明るい茶色の髪の毛は胸元まで伸びていて、所々クルクルしてている。

顔は・・・どっちかっていうと美人系。

大きすぎず小さすぎない身長はまさに私の理想。

そんな美華と親友な自分が本当幸せ者だと思う。

「・・・私も帰るか。」

こんなことを考えていたら自分が虚しくなる一方だ・・・。

やめやめっ。

私は頭をブンブンと振ると歩みを進めた。

スタスタと歩き、玄関で上履きからローファーに履き変える。

その時、私の耳にある会話が聞こえた。

「あぁ〜さっきの人かっこよかったなぁ〜。」

「ねっ!ってかここの制服着てたけど・・・見ない顔だったよね??」

「うん・・・。誰だったんだろー・・・。」

見ない顔、かぁ。

あっ。もしかして・・・!!

・・・・例の転入生??
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