Love Puzzle
昨日−−−。

山下新に俺様発言をされた私は、彼を軽く軽蔑するような目で見てしまった。

「・・・・・・、何だよ。その目。喧嘩売ってんのか??」

「・・・・・いや、まさか俺様って答えるとは思わなかったから・・・。」

「別にいいだろ??俺様は俺様なんだから。」

・・・・・はぁ。

もはや溜め息しか出ない。

これ以上何を言っても無駄だと悟った私は、早急に話題を変えることにした。

「で、条件って??」

私のこの質問に、山下新は待ってました、と言わんばかりに、勢いよくこんなことを言ってきた。

「今からこの学校を案内しろ。」

「あ、案内ぃぃ??」

何で私がそんなことしなくちゃいけないの!?

と、言う心の叫びが顔に出ていたのか、山下新は私の携帯を開け閉めしながらこう答えた。

「俺、本当は今日転入だったじゃん??だけど家の事情で駄目になってさ。学校見学もなんもしてないっつーわけ。」

「はぁ・・・。っていうか、もっと別の日に見学すればよかったんじゃぁ・・・。」
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