Love Puzzle
「了解。ちょっと貸して??やり方教えるよ。」

私は布を左手に、針を右手に持ち、美華にやり方を教えた。

私って裁縫とか絵を書いたりとか・・・そういう系統は才能があるみたい。

最近気付きました。

「・・・・わかった??」

「なるほど・・・。わかったわ、やってみる。」

「うん、頑張って〜。」

自分の場所に戻った美華を確認してから、私は再び看板の色塗りの作業に取り掛かる。

えーと・・・・“不思議”の“不”は黒だから・・・・。

黒のペンキ、黒のペンキ・・・・。

私は傍に置いてあった黒のペンキを取ろうとした・・・

「え。」

が、誰かの手によって奪われてしまった。

・・・・・・・、だいたい予想はつく。

この手が誰なのか。

「・・・・・・・、新。そこにあったペンキ取ったでしょ。」

「・・・・んあ??それがどうしたんだよ。」

やっぱり・・・・・・。

どんぴしゃりだ・・・。

「そのペンキ、私専用なんだけど。」

「だから??」

あぁ〜〜〜!!面倒くさいなぁ!

コイツ本ッ当〜に高校1年生なの!?

普通わかるでしょ!
< 28 / 41 >

この作品をシェア

pagetop