Love Puzzle
「え??」

「ペンキを取ろうとしないで“安全”を選んだからな。今のは完璧にお前の負け。で、俺の勝ち。」

カッティーン・・・・。アッタマきた!!

「アンタいい加減に・・・・!!」

「はいストップ。」

殴り掛かろうとした私と新の間に入ったのは、

「は、隼人!」

「チッ。邪魔すんなよ、隼人。いい所なのに・・・。」

「いい所って・・・。つか、こんなところで喧嘩してる場合じゃないでしょ・・・・・もう時間は限られてるんだし。早く作業終わらせないとダメじゃん。」

「ハッ!!そうだった・・・。」

私としたことが・・・!

新の流れに巻き込まれてしまった・・・!!

「ったく・・・。わかったよ。やりゃぁいんだろ、やりゃぁ。」

新は渋々言いながらも、私にペンキを返してくれた。

・・・あの日・・・・・。

新と出会ってから・・・・いつの間にか、3ヶ月が過ぎた。

私達は随分親しくなり、夏休みに、集まって遊んだりなどもした。

初めの頃はお互いの名前を呼ぶのにも少し戸惑いがあったが・・・・。

今となったらそんなのどうってことないっ!てぐらいになった。
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