Love Puzzle
って、コイツにそんなものを頼んだって無理ですよね・・・・。

「言い方〜??」

「そー。‘お願いします’とかさ。」

「んなの言う訳ねぇだろ。」

やっぱり・・・・。

この人には呆れる一方だわ・・・・。

「わかったよっ。買ってくるから。で、新は何がいいの??」

「・・・・・お茶。」

「了解。じゃ、行ってくるね。」

教室を出ると目の前にある階段を下り、下駄箱付近にある自動販売機の前に立つ。

お金を入れようとポケットに手を突っ込むと・・・・。

「あーぁ。やっぱり振られたかぁ。」

「うん・・・・。キッパリと断られちゃった。」

ん??

私の耳に突然、女子達の会話が聞こえてきた。

「やっぱり・・・・。新君彼女いるのかな。」

!!

新??

・・・・・あぁ、なるほど。

新に告白したのか。

まーたアイツは・・・あんなカワイイ子を振って・・・・。

本当何考えてるのか・・・・。

「なんかね・・・・。」

そこでもう一方の女子の声が急に小さくなる。
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