Love Puzzle
「それは・・・・・。」

そう言いながら新は俯き、片手で首を触り出す。

出た!

照れた時にする癖!!

これ、めったに見れないんだよな〜。

今までにだって数回しか見た事ないぐらい。

「・・・・・・かっこわりぃじゃん。」

その癖と、顔を少し赤くしながらポツリと呟く新が。

「って、お前何笑ってんだよ!!」

すごく面白くて。

「はぁ・・・・。だから、言いたくなかったんだよ・・・。」

カワイイ・・・・なんて、そう感じたんだ。

看板作成は私と新だけで、教室にいるのも私と新だけだったから・・・・・。

「アハハハハッ!!」

「くそ・・・・。覚えてろよ・・・。」

夕方の室内には、ビックリするぐらい、2人の声が響いていた。

そして、その時の私には。

“新の彼女”の存在なんてすっかり忘れていたんだ・・・・・。



































そして、7日後に迎える文化祭で。

私は。

大きな事件に巻き込まれる−−−。
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