Love Puzzle
「なぁにが“好きな女出来たから別れよう。”よ!!私への愛はそんな簡単な物だったってわけ!?意味わかんない!アンタなんかこっちからゴメンよ!!」

・・・・まぁ、そういうこと。

「私としたことが・・・こんな失態を犯してしまうなんて・・・・。」

額に手を当てて立ちくらむ振りをする彼女に向かって私は一言。

「美華・・・・さぁ。もしかして恋愛運ないんじゃない??」

「なっ!?」

「逃げろっ。」と言いながら駆け足で学校への道を走る。

いつもからかわれてばっかだから・・・・これぐらい言わせろって話♪

「・・・・・夏美ぃぃぃ!!!待ちなさーいっ!」

私の後方で叫んでいるのが不知火美華。

さっきから言ってる親友、ね。

とりあえず、自己紹介はこの辺で。

ていうか・・・・。

「後、5分しかないんですけどぉ〜!!」

もうホームルーム始まっちゃうじゃん!

美華の馬鹿ぁ!!
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