Love Puzzle
「・・・・転入生、遅刻魔なのかな。」

隼人がポツリと呟く。

うーん・・・。・・・・まぁ、遅刻魔だろうが何だろうが私には関係ないし。

どうでもいいや。

「ていうか、早く席に着きましょ。授業が始まるわ。」

美華の声で私達はそれぞれの席に着いた。

授業が始まる頃には、私の頭から転入生のことなんてすっかり無くなっていて・・・・・。

そのまま放課後が訪れた。
そしてこの放課後から・・・私の人生は大きく変わっていったんだ。


























「じゃ。また明日ね。」

「うん、バイバイ、隼人。」

隼人と別れた私は、美華の席へ向かい、一緒に帰る為、声をかけた。

「美華、帰ろー。」

「ゴメンっ。夏美、先に帰っててくれない??」

「え。なんで??」

「なんか・・・・先生が宿題の事で話があるって言ってて・・・。職員室に行かなくちゃいけないの。」

「そっかぁ・・・・。わかった。じゃぁ、先帰ってるね。」

「本当ゴメンね。」と言いながら教室を駆け足で出ていく美華。
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