はーとちぇんじ☆
「しかし暑いわね、萌さん。」

今は八月。真夏だから汗をかくのも当たり前だ。

しかし小百合はどんなに汗をかいてもキレイだった。

ノーメイクだから化粧崩れも無い。


それに比べてあたしは…


「あっ!!萌さん…お化粧が…」

小百合の慌てぶりに驚いて鏡を見ると、そこには悲惨な少女が映っていた。


「もうやだぁ~なんでこうなるの~!?」

急いでトイレへ駆け込むと、そこにはあたしと同じような顔になった女子が沢山いた。


「あっ萌!萌も崩れちゃったんだね(笑)」

「え?あっ、茉姫?分かんなかったよ(笑)」


そして短時間で見事に化粧を直し、あたしはトイレを後にした。

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