お姫さまにはなれない
そもそも私はまだ中学生で、様々なチャンスがあるのに、あえて教師になろうとは思わない。


隣を歩くミヤは、そっか、そうだよねマリは。なんて笑ってる。





「お疲れー!」

ようやく更衣室にたどり着いた。

既に後輩はコートの準備を始めているから、ここに残ってるのは三年だけ。

最上級生ってすごくやりやすい。

今まで先輩がいて、圧迫感みたいな物を感じていた。やっと解放された今は、皆好き放題。自由だ。

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