焦れ恋オフィス
専務が、自身の様々な感情を押し殺して俺の存在に意識を向けてくれるのなら、俺もその気持ちを汲んで精一杯の芽依への気持ちをみせたい。

「芽依はどう考えていたのかわかりませんが…僕は近いうちに結婚しようと思ってました」

一度気付いてしまえば揺るがない俺の気持ち。
芽依じゃなく、専務に最初に見せる事になるとは思わなかったけれど…。

スーツのポケットから取り出した物を専務の前に置いた。
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