焦れ恋オフィス
「僕の気持ちは変わりませんから。
芽依と結婚して…赤ん坊も一緒に幸せになるつもりです」

きっぱりと言う俺を、専務わずかに眉をあげると厳しい視線を投げてくる。

「戸部くんの事は、相模からも評判は聞いていたから認めるけれど。
本当なら、妹には結婚したあと妊娠して…悩みのない人生を送って欲しかった」

そして、小さく息をつくと

「これからも、妹が幸せでないなら…俺が全力で守る」

…本当に、芽依を大切に思っている事をぶつけられて…。

今までとは違う嫉妬を覚えた。

芽依…本当に俺に会いたくないのか?

俺は…お前が恋しいよ…。
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