焦れ恋オフィス
俯いている私の側で、花凛は諦めたように息をつくと、

「とりあえずしばらくは夏基には芽依の居場所は知らせない。
明日からうちにくるならおいで。

…でも、芽依が本当にいたい場所は他にあるでしょ?」

「…」

「夏基だって、芽依がいなくなったの知ったらどういう行動に出るかわかんないし。

まぁ、しばらくは成り行きに任せて。
赤ちゃんの為にも体調戻さなきゃね」

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