月と太陽Ⅱ
ここ最近、全く話してないのに。
どうしたんだろう。
疑問はあったがそんな事よりもレオルは嬉しかった。
レオルは急いで同じ階にある町長の書斎に向かう。
三階は書斎や重要な物をしまっている部屋などが多いため、普通の者は通れない。
レオルは静まり返った廊下をゆっくりと歩いた。
古くなった床がキシキシときしむ。
部屋の前に立つと自然と緊張してきた。
軽くノックをして「レオルです」と一言いった。
少し声が震えていた。