それ行け!演劇クラブ

目の前に迫る学際!加速せよ!みんなの練習前編~デスゾーン・・・、開始。~

何でだろう。何でか昔のことを思い出す。
中学入学から高校卒業して大学1年の12月までずっと英国留学、帰国後この大学に編入。そこで幼馴染みだった三波に真一と再会、まぁ英国にいた頃から電話とか文通とかはしてたわね。さらに小冬浬や甚とそのとき出会ったんだったわね。確か・・・真一の友達だったんだっけ。
そして才太、咲月、弥宵は英国行く前から一緒だし絢乃は英国にいたときから仲良いんだよね。
まったく、どうして今になってこんなの思い出すかなぁ。
時が見えるように何かを思い出す時は走馬燈(シネマティック・レコード)って相場は決まってるよーなものだが、たまに騒動のフラグなこともあるんだよね。
「きょっ・・・杏香ぁぁぁぁぁっ!!!」
真一の叫び声?何?真一のピンチなフラグか。
「きょ・・・杏香、大変だ!」
「何?中庭で油田が見つかったん?」
「んなアホな話じゃなくて!」
アホなって・・・私中途半端にマジメだったんだけど。
「じゃ何だってゆーのよ!?」
「織田に豊臣が・・・、攻めてきやがった!!」
えっと~、誰だっけなそれ。
「ねぇ真一、そいつら誰?」
おいおい、マジで忘れてるのか?なんて顔で、
「おいおい、忘れたのかぁ?昔杏香が喧嘩売ってフルボッコにした連中だろ。」
真一が必死に思い出させようとするけどムリ!マジ思い出せないし。
すると・・・。
「藤林杏香!!勝負しろ!!!」
あぁ・・・、なんか言ってきたなぁ・・・。てか誰?
「久しぶりだな藤林杏香。今日は貴様を闇に葬ってやる。」
「あの~アンタ誰?私の古い知り合い?」
「なっ・・・貴様俺様を忘れたのか!?それとも・・・。」
てゆーかマジでこの人知らないんだけど・・・。
「今日こそこの織田信市(のぶいち)様が貴様を闇に葬ってやるズラ。ウチのご先祖様が貴様らの先祖を闇に葬ったみたいに。」
先祖を闇に葬った・・・織田・・・私との因縁・・・。そうだ・・・、コイツは・・・私たちのご先祖様の伊賀忍者を壊滅させた憎き織田信長の子孫織田信市!横の猿は奴の片腕豊臣秀吉の末裔豊臣秀長!コイツら昔私にフルボッコにされたくせにリベンジに来たのか。てゆーかマジ忘れてたし。忘却の檻に放り込んでたし、コイツら。
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