それ行け!演劇クラブ
気に入ったから友達とかある意味アンタらしいよなんて感じで顔を引きつらせる弥宵だがその顔もすぐに変るだろう。
「杏香の友達なら挨拶しとかなきゃね。とりあえず。私、城戸弥宵。実は私は人間じゃなくて悪魔なんです。」
バスッ
アンタ嵩月組の1人娘かい!とツッコミ入れよう。シャロンちゃんがザークシーズ達にツッコミ入れるみたいに。
「京香何すんのよ!?痛いじゃない!」
「奏っちゃんみたいな自己紹介とかどんなギャグの範疇よ!?てかこれじゃとあるギャグのインデックスじゃん!」
私と弥宵がギャアギャア口喧嘩してたら思わぬ人がそれを終らせた。思わぬ・・・かな?
「城戸様の話も大樹様から聞きますよ?いつも明るく楽しい人だって。お話通りの人でよかったです。それに、城戸様もお綺麗ですね。」
「き・・・京香、今なら京香の気持スゴくわかるよ・・・?」
顔を紅蓮に染めニヘラ~と口元を緩めて弥宵がそう言ってきた。
「そりゃそーとどこ行こ思ってたん?」
「お昼ご飯食べいこーかって思ってたとこ。」
弥宵と話してる間に大樹がイタリアンレストランピエトロを見つけてきたらしい。とりあえずそこへ行こう。







午後2時、駅の近くのデパートのアクセショップとジュエリーショップを回ってちるみへのプレゼントでも買おう。







プレゼントも買った2時半、そろそろみんなで駅前に行こう。あっ!私百合っ子じゃないからね!?松崎しげるの歌唱力と色黒にかけて。
「待たせたなぁ!んじゃ、駅前に行こうか。」
~♪
ん?メール?
何々?ってこれ出会い系の迷惑メールじゃん!
ほっほぉ~う、私にこんなの送りつけるとかかなり命知らずな業者よね~。
カチャッ―ピポパッ
「あ、じいや?今から藤林家の情報網で調べて欲しいんだけど、このアドレスでメールしてる業者はどっからメールしてるか調べてくれる?うんうん時間がかかる?あ、そこは問題なし。むしろ早かったらダメだし。今日は。うん、じゃお願い。」
パタン
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