それ行け!演劇クラブ
黒鐡明王が捕ったボールは天高く飛び、その高さは智風でも助走や踏み台なしでは届かない高さだ。だが、これでいい。真一に甚、小冬浬の踏み台があれば智風ならあの高さまでイケる。
「3人が踏み台になってくれたおかげで届いたボール、どーしたらいいかな?とりあえずキックするかな。」
バスッ
智風が放ったボールはゴールへ上がる才太に咲月のもとへ。そしてそれを2人でシュート!!
ドッゴォォ
恐るべき勢いでゴール目掛けて飛ぶボール、守は逃げることなくゴッドハンドの構えをとった。
「負けるかぁ!!ゴォッドォォハンドォォォォ!!!」
両手ゴッドハンドが瞬く間に砕け散りボールが守ごとゴールにねじ込まれた。
3点目だ。3点先取した方が勝ちだそうだが私達が勝ったのだ。
私達の忍者サッカーが全国2位に勝ったのは正直ビックリだった。だがその直後・・・。









「イイものを見させてもらったよ。僕らとも同じ条件で試合してもらうよ。」
あれはアプローディ!てことは準決勝で帝国大にぼろ負けした上ドーピングがバレて無期限試合出場停止になった世宇子大か。ま、勘違いイレブンをビビらせんのもイイかな。
「O.K.受けてあげる。」
さあ連戦の開幕だ。もちろん負けないさ。
試合開始早々に私達の忍ブーストがキーパーポセイドーンの必殺技をことごとく破り2点先取。
キーパーはラストでいいけど他はそろそろビビらせてもいい頃だね。
そう思いわざとボールを渡しシュートを誘う。
キャプテンアプローディにシュートを連発させるけどそれはどれも忍法旋風でとめる。さ、別のヤツをビビらそ。
「リフレクトバスター!!」
フォワード、デーメーテールの必殺シュートが私に迫る。黒鐡明王召還及び現界の限界時間は体力がちょっと回復したから10分。どれ、ちょっとばかり揉んでやりますかね。
「来れ機巧巨神黒鐡明王!」
私の影から機械仕掛けの巨人が現界する。
ぼすっ
デーメーテールのリフレクトバスターを弾く黒鐡明王の右手、これにはビビったっぽいね。
「ディバインアロー!!」
続いてヘーラーの必殺シュート。これも黒鐡明王の右手が弾く。
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