私の王子様っ☆



「きょんっ!!」

「はっはい!!」




「グダグダしてないで
 泰紀君の所にいってきなさい!!
 好きなんでしょ?」


「うっうん・・・」



「なんのために先輩が
 身を引いたと思ってんの?
 これじゃあ先輩が可哀想じゃんか」

「・・・う・・・ん」




「泰紀君だって
 きょんのことまだ好きなはずだよ?
 自信を持ってっ!!」

「・・・そうだね。」





そうだよ・・・


私のために先輩は
身を引いてくれた



泰紀だって



私を好きでいてくれたのに









私のことを思って
身を引いてしまった









私はどれだけの人を
傷つけてしまったのだろうか・・・





< 47 / 65 >

この作品をシェア

pagetop