私の王子様っ☆




「たっ泰紀・・・
 顔・・・まっかだよ・・・?」


「うるせーっ
 浅川がいけねえんだろ?」

「そっそんなあ
 私、なにも・・・キャッ」


泰紀は私を廊下へ押し倒した


「たった泰紀?!」


「浅川がいけねえんだからな」


泰紀の目と私の目が
絡み合った




「・・・・・・泰紀・・・」


私は泰紀の頬へと
手をのばした



「浅川・・・俺・・・
 ・・・・・・・・いや、だめだよな」

「へっ?」

「今の俺、歯止めきかねえから。
 だから今はやめとく」


泰紀はそう言って
私をそっと起こした


「俺たちまだ先あるじゃん?
 急ぐ必要はねえよな。」

「うっうん・・・。」


正直私は決意を決めてたり・・・して。


泰紀なら・・・




私だって、ね?


「あれ?浅川、
 もしかしてつづきやりたい?」

「へ??えっいや、そんなっ」

「ハハ。つづきなら
 いつでもやってやるよ。
 今やりたいなら・・・今すぐにでも・・・・?」
< 61 / 65 >

この作品をシェア

pagetop