私の王子様っ☆


「ごめんな浅川。
 俺が蹴ったボールが
 まさかおまえに当たっちゃうとはな」




そういって
泰紀はハハハと笑った






正直
ぶつけてるくせに
ハハハって何よって思った








でも

私は泰紀と話せているだけで





幸せだった









「あ・・・あのさ
 泰紀・・・練習はいいの?」



「え?練習?
 あ、ああ・・・。いいんだって」

「いいの?」

「俺がぶつけちゃったんだし
 謝らなきゃ悪いだろ?
 だから起きるまでずっと待ってた」


「あ・・・ありがと。」

「えっ。おっ俺は礼をいわれに
 きたわけじゃねえんだぞっ!!
 謝りにきたんだからな」


そういって泰紀は
あわててるようすだった





そんな泰紀がかわいくてつい
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